“近頃別れさせ屋という言葉をよく目にするようになりました。名前の響きからあまりいい印象は抱かないでしょうが、探偵業の一つとして需要があります。
内容としては恋人と別れたいなどというものから、夫婦の離婚などの補助などがあります。特に夫婦の場合、本人たちの同意があれば離婚は成立するのですが、相手が承諾しなければ難しくなります。どうしても離婚がしたいとなると、調停や裁判に持ち込むことになりますが、相手の暴力や生活費の明らかな使いこみなど、相手方に離婚になりうる明確な理由がなければ、裁判を行っても離婚を申し込んだ方が不利になり、なかなか難しい場合も多いようです。そういった場合に、別れることを協力してもらうのが、別れさせ屋です。
また、恋人や夫婦以外にも、ストーカーに対して興味対象を移させるなどの妨害工作も入ります。つまりは、結んでしまったいろいろな縁を断ち切る工作をする仕事ということになります。自分だけではどうにもならない場合の手段の一つとして考えましょう。”